全員の前で叱ることへの意識を変える

学校では先生がクラスの規律を守るためにや、子どものことを思って叱る場面が多くあります。しかし、クラス全員の前で叱ることが子どもにとって、パワハラに感じるほど苦痛だという場合があります。

クラス全員の前で叱ることがパワハラだと捉えられてしまう原因には、先生の意識の問題があります。直接は意識していなくても、根底に支配や恐怖の植え付けが根付いてしまっている先生もいます。叱るのは恐怖を植え付けるためでも、子どもたちを支配するためでもありません。そうあってはなりません。

先生は自分の中にそういった意識があることに気がついたら、すぐに対処する必要があります。叱るのは、自分の本位ではなく、どんなときでも子ども本位であることを思いに留めます。そのためには叱るときに、なにがどういけないのか子ども自身が理解できるかたちで伝えることが重要です。